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第1部 · 配管 第5章 約11分で読む Tags: pip · ロット · 証拠金 · 注文種別 · 損切り

SHOTAI · 第1部 · 第5章 建て方の最低限 pip・ロット・証拠金・注文種別。配管を知らずに水は流せない。

ここまでの第0部で「何に賭けているのか」「相手は誰か」「なぜ9割が負けるのか」を見てきた。この章はギアが変わる。 思想の話ではなく、ボタンの押し方――配管(はいかん)の話だ。どれだけ良い水(良い相場観)があっても、 管が漏れていれば床は水浸しになる。FXの配管とは pip・ロット・証拠金・注文種別という4つの基本部品。 ここを雑にしたまま建てると、相場観が当たっても口座は減る。

この記事のサマリ

区分内容
🎯 学べること pip(ピップ) とは何か、1pipがいくらになるかの計算
ロット(通貨量) と通貨量の関係(1万通貨=何ロット問題)
証拠金とレバレッジ の関係、なぜレバが「危険の倍率」なのか
注文種別(成行・指値・逆指値・OCO・IFD・IFD-OCO)を図で理解
⑤ 損切り注文を「必ず置く配管」として習慣化する理由
⑥ 当デスクの時間軸(1D/4H/1H/15M/5M/1M) の使い分けと、スイングが上位足を主戦場にする理由
🛠 実技で体験 デモ口座で1回だけ「建てる → 逆指値(損切り)を置く → 決済する」を体験する手順チェックリスト
② 自分の口座で 1pipの金額適正ロット を実際に計算する記入式テンプレ
✅ 持ち帰り ① 覚える式は1本:1pipの金額 = 取引数量 × pipの大きさ(ドル円なら1万通貨で約100円)
損切り(逆指値)を置かない注文は、未完成の配管だという原則
③ 成行 / 指値 / 逆指値を場面で使い分けられる状態
④ スイングを学ぶ本シリーズでは上位足(日足・4H)が主戦場だと知り、/desk/usdjpy の時間軸切り替えと接続する

この章を一言で

配管とは、水を正しく流すための管のこと。FXでいう配管とは、pip・ロット・証拠金・注文種別という4つの基本部品だ。 ここを雑にしたまま建てると、相場観が当たっても口座は減る。この章で覚えるのは、たった一個の式だ。

   1pip動いたときの損益額  =  取引数量(通貨)  ×  1pipの値幅

   例) ドル円・1万通貨の場合
       10,000 通貨 × 0.01 円 = 100 円  →  1pip ≒ 100円

この「1pip=いくら」が腹に入っていないと、損切り幅もロットも証拠金も決められない。逆にこれ一個さえ握れば、 残りはすべてここから逆算できる。順に、図と表で解剖する。

01pip(ピップ) ―「値動きの最小単位」を金額に変える

pipとは Percentage in Point の略で、為替レートが動く幅を数える共通単位だ。「ドル円が30pips上がった」のように使う。 国は2種類だけ覚えればいい。

クロス円(円が絡むペア) 1pip = 0.01 円 USD/JPY 150.00 → 150.01 = +1pip ドルストレート(円以外) 1pip = 0.0001 EUR/USD 1.0850 → 1.0851 = +1pip
図 5-1 pipの大きさはペアで2種類だけ。円が絡めば0.01円、それ以外は0.0001が1pip。
ペアの種類1pipの値幅具体例1pip動いた例
クロス円(USD/JPY, EUR/JPY 等)0.01 円150.00 → 150.01+1pip
ドルストレート(EUR/USD, GBP/USD 等)0.00011.0850 → 1.0851+1pip
補足

多くのブローカーは、これをさらに10分割した pipette(ピペット/少数1桁多い表示) を出す。ドル円が「150.012」のように 1桁多く出るのがそれ。慌てなくていい。桁が1つ多いだけで、痛みの単位はpipだと覚えておけば足りる。

1pipを「円」に翻訳する

pipはあくまで「値幅」。痛みを感じるには 金額(円) に翻訳する必要がある。式は冒頭の一個だけ。

  1pipの損益額 = 取引数量(通貨) × 1pipの値幅

  ドル円を 10,000通貨 建てた場合
   10,000 × 0.01円  =  100円 / 1pip
   → 30pips取れたら  +3,000円
   → 30pips逆行したら −3,000円
取引数量ドル円の1pip ≒30pips動いたら
1,000通貨約 10 円約 300 円
10,000通貨(1万通貨)約 100 円約 3,000 円
100,000通貨(10万通貨)約 1,000 円約 30,000 円

ドルストレート(例 EUR/USD)の1pip価値は厳密には「数量×0.0001×ドル円レート」で円換算が必要になる。本章はまず クロス円で感覚を固める。EUR/USDの円換算は応用、まずは「1万通貨=1pip約100円」を体に入れる。

02ロット(通貨量) ―「単位の罠」を最初に潰す

ここが初心者が最初に混乱する関門だ。「1ロット」が何通貨かは、ブローカーによって違う。 同じ「1ロット」でも、 片方は1万通貨、片方は10万通貨。これを知らずに「1ロット」で建てると、想定の10倍を建ててしまう事故が起きる。

「ロット」は箱の名前。中身(通貨量)は店で違う スタンダード standard lot 100,000 通貨 大きい。初心者は触らない ミニ mini lot 10,000 通貨 個人の標準的な1枚 マイクロ micro lot 1,000 通貨 練習・極小実弾向き
図 5-2 同じ「1ロット」でも中身の通貨量は業者で違う。名前でなく通貨量で建てる癖をつける。
呼び名通貨量ドル円1pip ≒性格
マイクロロット1,000通貨約 10 円練習・極小実弾向き
ミニロット10,000通貨約 100 円個人の標準的な1枚
スタンダードロット100,000通貨約 1,000 円大きい。初心者は触らない
配管の鉄則①:建てる前に「自分の口座では1ロット=何通貨か」を必ず確認する。容量を見ずに薬を飲むな。「通貨量」で考える癖をつければ、ロットの定義違いに振り回されない。

03証拠金とレバレッジ ―「倍率」は利益と損失の両方を拡大する

なぜ少ない資金で大きな金額を動かせるのか。それが 証拠金(しょうこきん)取引 だ。実際の取引額の一部を 「担保(証拠金)」として預け、その何倍もの取引をする。この「何倍」が レバレッジ だ。

   レバレッジ = 取引金額 ÷ 必要証拠金

   ドル円150円・1万通貨(取引額150万円)を建てる

     レバ 1倍  → 必要証拠金 1,500,000円
     レバ 5倍  → 必要証拠金   300,000円
     レバ 10倍 → 必要証拠金   150,000円
     レバ 25倍 → 必要証拠金    60,000円

     ※同じ150万円のポジションでも、
       預ける担保はレバで変わる

レバと必要証拠金の表(ドル円150円・1万通貨=取引額150万円の例)

レバレッジ必要証拠金性格
1倍1,500,000円現物に近い。値動きと同じ痛み
5倍300,000円抑制的
10倍150,000円やや積極
25倍(国内個人の上限)60,000円上限。証拠金が薄い=退場が速い

ここで誠実に言う。レバレッジは「利益の倍率」ではなく「値動きの影響を口座に対して何倍にするかの倍率」だ。 利益も損失も同じだけ拡大する。第0部・第3章で見た「DD(資産の落ち込み)の非対称性」――マイナス50%を取り返すには プラス100%が要る――を思い出してほしい。高レバは、その致命的なマイナス50%に到達する速度を上げるだけだ。

   同じ「ドル円が30pips逆行」でも…

   レバが低い口座(証拠金100万)  : −3,000円  → 口座の-0.3%
   レバが高い口座(証拠金6万)    : −3,000円  → 口座の-5.0%
                                              ↑同じ値動きでも痛みが約17倍
配管の鉄則②:レバレッジは「自分で選ぶ数字」ではなく「ロットと証拠金の結果として出てくる数字」だと考える。先に決めるのは「1回のトレードで口座の何%まで失ってよいか(後章で1〜2%と定義する)」。そこからロットが決まり、レバは結果として表示されるだけ。レバを主役にした瞬間に、配管は壊れる。

ロスカット ―「強制決済」という最後の弁

証拠金が不足すると、ブローカーは強制的にポジションを決済(ロスカット)する。これは保護装置でもあるが、 急変時はロスカットが間に合わず、預けた以上の損失(追証)が出ることもある(テールの話は第21章で扱う)。 高レバ=ロスカット line に近い場所で戦う、ということ。

04注文種別 ―「いつ・いくらで」を機械に任せる4つの基本

ここからが配管の心臓部だ。注文には種類があり、「いつ・いくらで建てる/決済するか」を事前に機械へ指示できる。 チャートに張り付かなくていいのは、この仕組みのおかげだ。まず3つの基本を押さえる。

現在レート 150.00円 と仮定 150.00 成行(なりゆき) 今すぐ・現在値で 建てる/決済する スピード優先。 価格はズレ得る 指値(さしね) 今より有利な価格で 買い指値 149.50(下で買う) 売り指値 150.50(上で売る) 逆指値(ぎゃくさしね) 今より不利な価格で 買い逆指値 150.50(上抜け) 損切り 149.50(下落で決済)
図 5-3 3つの基本注文。成行は今すぐ、指値は有利な価格で待ち伏せ、逆指値は不利な方向に置く損切りの弁。

3つの基本注文 ―「方向」と「目的」で整理する

注文種別読みどんな時に発動主な用途
成行なりゆき今すぐ・現在値で約定すぐ建てたい/すぐ逃げたい
指値さしね今より有利な価格に到達押し目買い・戻り売り(待ち伏せ)
逆指値ぎゃくさしね今より不利な価格に到達損切り/ブレイクアウト追随

最重要は逆指値(損切り)だ。 多くの初心者は「成行で建てて、含み損になったら祈る」をやる。これが退場の典型パターン。 逆指値は「ここまで来たら自動で損切りする」という、感情を排除する弁だ。

今すぐ建てたい? はい 成行 +同時に逆指値で損切りを置く いいえ 有利な価格まで待って建てたい? 押し目・戻りを待ち伏せ はい 指値 いいえ ある水準を超えたら建てたい? ブレイクアウト追随 はい 逆指値(エントリー) ブレイク方向に追随
図 5-4 「今すぐか/有利な価格を待つか/水準突破か」で成行・指値・逆指値を選ぶ。成行には必ず損切りを同時に。
配管の鉄則③:損切りの逆指値を置かない注文は「未完成の配管」だ。水を流す前に、溢れたときの排水口を必ず先に作る。当デスクでも、すべての建玉は「主張+理由+反証条件+損切り+サイズ」をセットで持つ。損切りのない建玉は、デスクの語彙では「建玉」とすら呼ばない。

05OCOとIFD ―「待ち伏せ」と「利確・損切りの同時予約」

基本3種を組み合わせると、寝ている間も配管が働く。代表が OCOIFD、そして両者を合体させた IFD-OCO だ。

OCO ―「どっちか発動したら、もう片方は取り消し」

OCO(One Cancels the Other)は、2つの注文を同時に置き、片方が約定したらもう片方が自動キャンセルされる仕組み。 建てた後の「利確」と「損切り」を同時に予約するのに使う。

建玉:買い 150.00 ポジション保有中 利確(指値)152.00 上がれば +200pips 損切(逆指値)149.00 下がれば −100pips OCO 片方約定で他方を取消
図 5-5 OCOは利確と損切りを同時に予約し、どちらかが約定したらもう一方を自動で取り消す。

IFD ―「建ったら、ついでに次の注文も自動セット」

IFD(If Done)は、新規注文が約定したら、あらかじめ決めておいた決済注文を自動で発注する仕組み。 「指値で買い、約定したら損切りも自動で置く」が一手でできる。

① 買い指値 149.50 新規エントリー 約定したら ② 損切り逆指値 148.50 自動で発注
図 5-6 IFDは「新規が約定したら決済注文を自動発注」。買いと損切りの設置が一手で済む。

IFD-OCO ―「待ち伏せ」+「利確損切り同時」の全自動

両者を合体させたのが IFD-OCO新規エントリー(IFD)が約定した瞬間に、利確と損切りのOCOが自動セットされる。 寄り付き前にこれを仕込めば、相場を見ていなくても「建て→利確 or 損切り」まで完結する。スイングと相性が良い。

① 新規:買い指値 149.50 約定したら自動セット ② 利確(指値)151.50 上昇で利益確定 ③ 損切(逆指値)148.50 下落で損失限定 OCO 片方約定で他方を取消 「待ち伏せ → 建て → 利確 / 損切り」を1セットで全自動予約
図 5-7 IFD-OCOは新規約定の瞬間に利確・損切りのOCOを自動セット。寄り付き前に仕込めば見ていなくても完結する。
注文セット何を自動化するかスイングでの典型用途
OCO利確と損切りの同時予約既に持っている建玉の出口を両建てで管理
IFD建て+決済のワンセット発注押し目で買い、約定即損切りを置く
IFD-OCO建て+利確+損切りの全自動寄り付き前に仕込み、相場を見ずに完結
スイングでの道具

スイング(数日〜数週間保有)では、四六時中チャートを見るのは現実的でない。IFD-OCOは「見ていられない時間」を配管で埋める道具だ。 ただし――道具が増えても原則は同じ。損切り(逆指値)の枝は、必ずどのセットにも入れる。

06時間軸(タイムフレーム) ―どの「足」で戦うか

最後の配管は「時間軸」だ。同じドル円でも、1分足で見るか日足で見るかで、見える景色も戦い方もまるで違う。 当デスクは /desk/usdjpy1D / 4H / 1H / 15M / 5M / 1M を切り替えて分析する。それぞれに用途がある。

上位足 ── 大きな流れ 1D 日足 ─ 数日〜数週間の地合い・スイングの主軸 主戦場 4H 4時間足 ─ 数日のトレンド・エントリーの起点 主戦場 中位足 ── 微調整 1H 1時間足 ─ 日中の流れ・タイミングの微調整 補助 15M 15分足 ─ 短期の押し・戻り 補助 下位足 ── 細かいノイズ 5M 5分足 ─ 約定タイミングの精緻化 補助 1M 1分足 ─ ほぼノイズ・スキャル領域 初心者は避ける
図 5-8 同じドル円も足で景色が変わる。スイングは日足・4Hが主戦場、1分足は速度勝負で個人は避ける。

時間軸別の用途表

時間軸見えるもの主な用途本シリーズでの位置づけ
1D(日足)数日〜数週間の地合い大局の方向・レジーム判断主戦場
4H(4時間足)数日のトレンドエントリーの起点・損切り幅の設計主戦場
1H(1時間足)日中の流れタイミングの微調整補助
15M(15分足)短期の押し・戻りエントリー精緻化補助
5M(5分足)直近の細かい動き約定価格の最適化補助
1M(1分足)ほぼノイズスキャルピング領域初心者は避ける

なぜスイングを学ぶ本シリーズは上位足(日足・4H)を主戦場にするのか。 理由は第0部の結論と一直線だ――FXはマイナスサム (コスト×頻度で失血する)。下位足ほど取引回数が増え、コストの失血が加速する。 加えて、第11章で詳しく扱うが、 「持たないでいられる」「待てる」ことが個人の数少ない優位であり、その優位が最も効くのが上位足だ。1分足の世界は、 速度と執行コストで機関に勝てない領域。個人は、時間軸を上げることで、土俵を有利に変えられる。

配管の鉄則④:時間軸は「自分の生活と優位が両立する足」を選ぶ。寄り付き前に5ドライバーの圧力差を読み、上位足の流れに沿って仕込み、IFD-OCOで配管を組めば、相場に張り付かずに戦える。

体験 ― 今すぐ手を動かす

読んで終わりにしない。この章の体験は、デモ口座で「1回だけ」建てて決済すること。 損益の大小は一切どうでもいい。 目的は「建てる → 損切りを置く → 決済する」という配管の一往復を、手で通すこと。

① デモ口座 一往復チェックリスト(必ず逆指値を置く)

ステップ確認ポイント
デモ口座を開く(リアル資金は使わない)口座種別が「デモ/練習」になっているか
「1ロット=何通貨か」を設定画面で確認§2の罠。通貨量で把握したか
ドル円を最小数量(例 1,000通貨)で成行買い1pipが約いくらか言えるか(§1)
すぐに逆指値(損切り)を置くこれが無いと未完成の配管(§4・鉄則③)
(任意)利確の指値も置いてOCOにする出口の両枝が揃ったか(§5)
数分〜翌日、価格が動くのを観察含み損益が「1pip=いくら」で動くのを体感
成行で決済 して一往復を閉じるスプレッド分だけ不利に始まったのを確認(第1章)
取引履歴で「スプレッド+(持ち越したら)スワップ」を確認第1章の「年間失血率」と接続

→ この一往復で、pip・ロット・証拠金・注文種別の4部品が全部一度に手を通る。頭でなく指で覚えるのがこの章の狙い。

② 自分の口座で「1pip」と「適正ロット」を計算する

記入欄あなたの値
通貨ペア(まずはドル円推奨)____
あなたの口座の「1ロット」=何通貨____
建てたい数量(通貨)____
1pipの金額 = 数量 × 0.01円(クロス円)____ 円
想定する損切り幅(pips)____ pips
1回の最大損失 = 1pip金額 × 損切り幅____ 円
口座残高____ 円
その損失は口座の何%か(後章で1〜2%が目安)____ %

→ この「%」が大きすぎるなら、数量を減らす(または損切り幅を見直す)。サイズは感覚でなく、この逆算で決める。 詳しい資金管理は第20章で扱うが、配管としての計算は今ここでできる。

アクション ― 次の一歩

デモ口座で「一往復チェックリスト(体験①)」を1回だけ実行する。 損益は問わない。逆指値を置けたか、決済まで 閉じられたか、だけを確認する。スクリーンショットを残すと第13章(予測日記)の素材になる。

自分の口座の「1ロット=何通貨」「個人レバ上限」「ロスカット水準」の3点を設定画面で確認し、下表に記録する。 これは配管の「型番確認」。最新値は各ブローカーの口座情報で必ず確認すること(断定しない=記入式)。

確認項目あなたの口座の値確認した日
1ロット=何通貨________
最大レバレッジ____ 倍____
ロスカット水準(証拠金維持率)____ %____
主要ペアの往復スプレッド(pips)________

当デスク /desk/usdjpy で時間軸(1D / 4H / 1H / 15M / 5M / 1M)を切り替え、「同じドル円が足ごとに どう見えるか」を観察する。 本シリーズはスイングを学ぶため、日足・4Hを主戦場にする。下位足でノイズに飲まれず、 上位足で流れを読む――その土俵感覚を、ここで掴んでおく。

覚えるのは一個

1pipの金額 = 取引数量 × pipの大きさ(ドル円1万通貨で約100円)。そして「損切りの逆指値を置かない注文は、 未完成の配管」。この2つだけ持って次へ。

いまデスクで

この章の「注文種別」と「時間軸」を、いまの市場で確かめよう。ドル円デスク1D / 4H / 1H / 15M / 5M / 1M を切り替えて分析し、すべての建玉を「主張+理由+反証条件+損切り+サイズ」のセットで出している。配管の通った建玉が 実際どう組まれているか――出口(損切り・利確)を先に置く型を、デスクで見て体に入れてほしい。

→ ドル円デスクを見る
出典・データ: Twelve Data / FRED(セントルイス連銀)/ CFTC / 各ブローカー公表の取引条件。本稿のpip価値・証拠金・レバレッジの 数値例は教育目的の一般式であり、特定の相場水準・特定ブローカーの条件を示すものではありません。レバレッジ上限・ロスカット水準・ スプレッド等は各社・各地域で異なります。本稿は市場の仕組みを学ぶための教育・参考情報であり、特定銘柄の売買や投資助言ではありません。 相場には損失リスクがあり、過去の傾向は将来を保証しません。最終的な判断は読者自身の責任で行ってください。