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指標を読む · グローバル/月次 I-15 約12分で読む Tags: PMI · 購買担当者景気指数 · 製造業PMI · 速報値 · S&P Global · 反応関数

INDICATOR · I-15 PMI(購買担当者景気指数)の見方 ― 世界の景気を最速で測る 政府統計を待つ必要はない。世界の景況感は、月初の速報で出ている。

最も速く世界の景気を映す指標が、月初にひっそり出ている。 PMI(購買担当者景気指数)とは、わかりやすく言えば、各国の企業の購買担当者に景気の体感を毎月アンケートし、 それを一本の指数にまとめた“景気の温度計”を、世界各国で同じ手法で作ったものだ。 この購買担当者景気指数が他と決定的に違うのは、政府統計や米国限定のISMより速く、しかも国境をまたいで横並びで比べられる点にある。 だが、プロが見ているのは「ヘッドラインのPMIが何ポイントだったか」ではない。PMIの見方の核心は、50という分かれ目の意味を押さえたうえで、 どの主体がどの範囲を測ったのか(ISMとの違い)を区別し、速報(Flash)で、製造業とサービス業の別、新規受注、価格を読み、 そして地域別のPMIがそれぞれの通貨に効くことを使うことにある。この記事では、何を見て、それをどう読むかを順に解剖する。

01この指標は何か ―― 世界各国の景況感を、同じ手法で最速に測る

PMI(Purchasing Managers' Index=購買担当者景気指数)は、調査会社のS&P Global(旧 IHS Markit、さらに旧 Markit)が毎月まとめる、 企業の景況感をはかるレポートだ。米国・ユーロ圏・英国・日本・中国・インドなど世界数十か国について、製造業PMI・サービス業PMI・総合(コンポジット)PMIを、 各国で同じ調査手法・同じ集計方法で算出する。だから国どうしを横並びで比べられる ―― これがこの指標の最大の個性だ。

そしてもう一つの個性が速報性だ。主要国(米・ユーロ圏・英・日・豪など)では、月に二度PMIが出る。 一度目が速報値(Flash PMI)で、その月のまだ下旬のうちに、回答の大半を集めた段階で先行して公表される。 二度目が確報値で、翌月の月初に全回答を反映して確定する。市場が固唾を呑んで見るのは、ほぼ常に速報(Flash)のほうだ。 その月の景気の方向を、政府統計どころか自分自身の確報よりも先に、最速で映すからだ。

発表時刻は国ごとに異なる点に注意がいる。これは「世界各国を測る」という性格から来る当然の帰結だ。 おおまかには、ユーロ圏・英国のPMI(速報)は欧州時間の午前に出て、ロンドン時間の午前に欧州勢を動かす。 米国のPMI(速報)は米国東部時間の9:45 ET 前後に出る ―― 同じ日に各国のPMIが時間差で次々と着弾し、それぞれの地域の通貨を順に動かしていく日になりやすい。 雇用統計やCPIのように「○時○分」と一律には言えないので、正確な時刻はカレンダーで都度確認するのが実務だ。 測り方も独特で、PMIは前月比の“伸び率”ではなく、後で見るディフュージョン・インデックス(DI)という作りをするため、50が拡大と縮小の分かれ目になる。

02ヘッドラインの裏 ―― 50の意味と、ISMとの決定的な違い

ニュースが「ユーロ圏PMI、◯◯」と伝えるとき、その数字は総合(または製造業/サービス業)のPMIだ。だが、それは入口にすぎない。 まず押さえるべきは50という数字の意味、そしてISMとの違い、最後にプロが見る“中身”だ。

50の意味から正確にしておこう。PMIはディフュージョン・インデックス(DI, diffusion index)という作り方をする。 購買担当者に「先月より良くなったか・変わらないか・悪くなったか」を聞き、「良くなった」と答えた割合に「変わらない」の半分を足して、一本の指数にする。 だから50が拡大と縮小の分かれ目だ。50を割っても、これは「縮小と答えた企業の割合が拡大を上回った」という意味であって、即「不況入り」ではない。 この作りは§I-05のISMとまったく同じで、だからPMIも“水準”でなく前月からの方向と勢いで読む。

ここでどうしても整理しておくべきが、ISMとの違いだ。「景況感の指標」と言うとき、日本では米国のISMがよく騒がれる。だが両者は別物だ。

  • 測る範囲が違うISMは米国だけを調べる。一方S&P GlobalのPMIは世界各国を同じ手法で測る。だからユーロ圏どうし・新興国どうしの国際比較はPMIでしかできない。
  • 作っている主体が違う:ISMは米国の業界団体(サプライマネジメント協会)が作る。PMIは民間の調査会社(S&P Global)が作る。別の主体が・別のサンプルで・別の集計をするので、同じ「米国の製造業」を測っても数字はズレる。米PMIとISM製造業が違う方向を指す月さえある。
  • 速報(Flash)の有無が違う:ISMには速報がなく、確定値が一度出るだけだ。PMIには月の下旬に出るFlash速報があり、世界最速でその月の方向を映す。だから「最も速く景気を知りたい」ときに見るのはPMIになる。

そのうえで、プロは総合PMIを一瞥したあと、即座に内訳へ目を移す。これもISMと同じく、総合は構成項目の合成だからだ。 新規受注(New Orders)は最も先行性が高く、受注は生産の“前”に立つ。総合がまだ高くても新規受注が割れていれば、先行きの失速を先に告げている。 雇用は人を増やしているか減らしているか、価格(投入価格)は仕入れ値が上がったか下がったかで、これはインフレの先行シグナルになる。 そして製造業とサービス業の別も忘れてはいけない。多くの国で経済の大半を占めるのはサービス業だ。製造業PMIが50を割っていても、サービス業PMIが堅調なら、その国の経済全体はまだ拡大している ―― という状況は珍しくない。

同じ「景況感」でも、PMI と ISM は別物 S&P Global PMI 世界各国・同一手法 ISM(米国) 米国のみ 範囲 世界数十か国 → 国際比較できる 米国だけ 主体 民間調査会社 S&P Global 業界団体(ISM協会) 速報 Flash速報あり → 世界最速 速報なし(確定値のみ) どちらも 50=拡大/縮小の分かれ目(DI)。だが別主体・別サンプルなので数字はズレる “どの主体が・どの範囲を・いつ測ったか”を区別して読む
図 I-15.1 PMI(S&P Global)とISMの違い。範囲(世界各国か米国のみか)・主体(民間調査会社か業界団体か)・速報(Flashありか確定値のみか)の3軸で別物だ。同じ「景況感」でも、どの主体がどの範囲を測ったかで数字はズレる。
「景況感を見る」だけでは足りない。それを“どの国で・どの主体が・いつ”測ったのかを区別できて、はじめて読める。

03サプライズの測り方 ―― Flashが本番、効くのは“予想とのズレ”

ここで教科書0-1(サプライズが価格を動かす)のフレームが効いてくる。相場を動かすのは、50からの距離ではない。市場予想(コンセンサス)とのズレ=サプライズだ。 PMIが49でも、市場が48を織り込んでいれば“強い”サプライズになりうる。逆に52でも、誰もが53を期待していたなら“弱い”サプライズだ。 「50を割った/超えた」という事実そのものより、事前の予想に対してどれだけ上振れ/下振れたかのほうを、相場ははるかに重く見る。

PMIで決定的に重要なのは、サプライズが起きるのは速報(Flash)のほうだという点だ。確報値はすでに速報で大筋が出たあとの“答え合わせ”にすぎず、よほど大きく修正されない限り相場はあまり反応しない。 だから「PMIで動く夜」とは、ほぼ常にFlash PMI の夜だ。市場の織り込みもFlashに向けて作られ、初動もFlashで出る。確報を待ってから動くのでは、もう遅い。

では、どのサプライズが効くのか。PMIには見るべき軸が二つある。

  • 総合(製造業/サービス業)PMIのサプライズ:その国の景気全体の体温として、金利・株・その国の通貨に効く。とくに景気後退が意識される局面で、予想を下回ると後退不安に火がつく。
  • 価格指数(投入価格)のサプライズ:インフレが脅威の局面で重い。総合がそこそこでも、価格指数が大きく上振れれば「インフレが粘る=利下げが遠のく」と読まれ、その国の金利が動く。

そしてPMI最大の使いどころが国際比較だ。同じ手法で世界各国を測るからこそ、「ユーロ圏は失速しているのに、米国は持ちこたえている」「英国だけが弱い」といった地域間の温度差が、同じ物差しで一目で読める。 為替は二国間の相対勝負だから、この温度差こそが効く ―― ユーロ圏PMIが米国PMIより大きく下振れれば、それはユーロ売り・ドル買いの材料になる。次の§04で、この経路を具体的に見る。

04為替・株・金利への効き方 ―― 地域別PMIが、それぞれの通貨に効く

PMIが為替や株を動かすのも、景況感そのものが直接通貨を買うからではない。雇用統計やISMと同じく、間に金利の織り込みという変換装置が挟まる。 強いPMI(予想を上回る)が出ると、市場は「その国の景気は底堅い」と読む。景気が強ければその国の中銀は利下げを急がない ―― すると将来の政策金利の織り込みが上方に書き換わり、その国の短期金利が上がり、高い利息を求めてお金がその通貨に集まる=通貨高。弱いPMIならこの逆だ。

PMIが他の指標と決定的に違うのは、この経路が米国に限らないことだ。米国限定のISMはドルにしか効かないが、PMIは世界各国を測るので、地域別のPMIが、それぞれの通貨に効く

  • ユーロ圏PMI(独・仏を含む)が予想を下回れば、ECBの利下げ前倒し連想を通じてユーロ安に効く。逆に上振れればユーロ高。
  • 英国PMIはBOEの織り込みを通じてポンドに、豪州PMIはRBAの織り込みを通じて豪ドルに効く。
  • 日本のPMIは日銀の織り込みを通じてに効きうるが、日本は政府統計と日銀のウェイトが大きく、PMI単独での反応は欧米ほど大きくないことが多い。

さらに、PMIは世界景気の先行としても効く。世界各国のPMIがそろって割れ始めれば、それは特定の一国でなくグローバルな景気減速のサインになり、リスクオフ(株安・円高・資源国通貨安)の地合いを作る。 とくに新興国も含む世界全体のPMIが転換点を示すと、世界の貿易や資源需要の先行きとして、コモディティや資源国通貨に波及する。 PMIは景況感として効くのではなく、各国それぞれの「中銀の次の一手の織り込み」を書き換えるニュースとして、そして世界景気の温度差として効く ―― この二段の翻訳が、次の§05で見る“反応の反転”の前提になる。

05反応関数 ―― 「景気指数はISMだけ見ればいい」が崩れるとき

ここがこの記事の心臓だ。多くの人は「景況感の指標といえば米国のISMを見ておけばいい」「PMIが50を割れば不況で売り」という固定の対応表を持っている。 だが市場の現場では、同じPMIでも、いつ・どの国の・どの内訳を見るかで、効き方がまるごと入れ替わる。理由は、市場と中銀が 「今、何を一番気にしているか」=反応関数(reaction function)が局面で変わるからだ。

通説

景気指数を見たいなら、米国のISMを見ておけばいい。世界の景気もだいたいそれでわかる。PMIも要は同じ景況感の数字で、50を割れば不況のサインだから売り、50を超えれば好景気だから買い ―― 数字が50の上か下かに、相場の方向は一対一で対応している。

現代の主軸

ISMは米国だけを測る。S&P GlobalのPMIは世界各国を同じ手法で測り、国際比較ができ、しかも速報(Flash)が最速だ。だからグローバル投資家が「世界の景気と、どの国が弱いか」を読むときに使うのはPMIになる。そして同じPMIでも反応は局面で反転する。
地域別に効く:ユーロ圏PMIの下振れはユーロ安、英国PMIはポンド、豪州PMIは豪ドルに効く。為替は二国間の相対勝負だから、ユーロ圏PMIが米国PMIより弱ければ、それはユーロ売り・ドル買いになる ―― 同じ手法で測るPMIだからこそ、この“温度差”が読める。
Flashが本番:動くのは月下旬の速報であって、月初の確報ではない。確報は答え合わせにすぎない。
インフレ警戒の局面では、強いPMI・高い価格指数は「インフレが粘る」を意味し、好材料が株安・通貨高を呼ぶ(good news is bad news)。景気後退警戒の局面では、弱いPMI・世界的な50割れが「世界景気が腰折れする」確証と読まれ、リスクオフ(株安・円高)になる(bad news is bad news)。通常の拡大局面でようやく素直に「強いPMI=株高・通貨高」(good news is good news)になる。

なぜ:グローバルに運用する投資家は、米国一国だけでなく「どの地域が相対的に弱いか」を国際比較で読み、しかもできるだけ速い指標で先回りしたいから。だから世界各国を同一手法で測り、速報(Flash)が出るPMIが選ばれる。さらにPMIはDI(割合)なので50は不況の入り口ではなく単なる中点にすぎず、相場が見るのは50からの距離ではなく、予想とのズレ・方向・国際的な温度差だ。そして中銀がインフレと景気のどちらを最優先にするかが局面で入れ替わるため、同じPMIでも符号が反転する。

普遍

動かすのは50という数字そのものではなく、“予想とのズレ”だ。そしてそのズレが買いになるか売りになるかは、「今、市場が何を気にしているか」で決まる。だからPMIを読むとは、まず“どの主体が・どの範囲を・いつ(Flashか確報か)測ったか”を区別し、そのうえで地域ごとの温度差と、今、市場が景気とインフレのどちらを恐れているかを読むことだ。米国のISMを暗記しても、世界の地形は読めない。物差しの出どころを区別できる者だけが、同じ数字の意味の反転を先に拾える。

この反転を、具体的に体感しておこう。インフレ警戒の局面では、PMIの読みどころは総合よりも価格指数に移る。 景気がそこそこ強く、投入価格が高止まりしていると、市場は「需要が強く、仕入れ値も上がる=インフレが粘る=中銀は利下げをやめられない」と即座に連想する。 good news(強い景況感・高い価格)が、利上げ長期化の連想を通じて bad news(株安・通貨高)に化ける典型だ。

ところが景気後退警戒の局面では、同じ「50割れ」の意味が裏返る。インフレが落ち着き、市場の関心が「世界景気が腰折れしないか」へ移ると、 読みどころは総合の方向と新規受注、そして地域間の温度差へ戻る。たとえばユーロ圏PMIが前月から大きく悪化し、なかでも新規受注が急減速していれば、市場は「数か月後に生産・雇用が続いて落ちる」と先読みし、 ユーロを売る。さらに世界各国のPMIがそろって割れていれば、それは一国の問題でなくグローバルな減速として、リスクオフ(株安・円高・資源国通貨安)を増幅する。

二つを並べると、ひとつの事実が浮かび上がる。「50割れ」も「50超」も、それ自体に決まった意味はない。 インフレ警戒なら価格指数の上振れが、後退警戒なら総合・新規受注・地域間の温度差が効く。そしてどの国のPMIかで、効く通貨が変わる。 市場と中銀が今インフレと景気のどちらを気にしているか(反応関数)次第で、同じ数字の符号が反転する。だからPMI(Flash)の発表前にまずやるべきは、数字を待つことではなく、 「今はどちらの局面で、どの国のどの内訳が効くのか」を決めておくことなのだ。

S&P Global PMI(Flash) 世界各国を同一手法で・最速で ユーロ圏PMI ECBの織り込み → ユーロ 英国 / 豪州PMI BOE / RBAの織り込み → ポンド / 豪ドル 米国PMI FRBの織り込み → ドル 世界全体のPMIがそろって50割れ → リスクオフ(株安・円高・資源国通貨安) 為替は二国間の相対勝負 ―― 効くのは“地域間の温度差”だ
図 I-15.2 地域別のPMIが、それぞれの通貨に効く。ユーロ圏PMIはユーロ、英国・豪州PMIはポンド・豪ドル、米国PMIはドルに効く。さらに世界各国のPMIがそろって割れると、一国の問題でなくグローバルな減速=リスクオフとして波及する。

06デスクの目 ―― 発表をどう読むか

では、次のPMI(Flash)の日、何を順にやればいいのか。「景況感はISMだけ」「50で買い/売り」の対応表を捨てて、3つのチェックで臨む。

  • ① ISMと別物だと区別する。S&P GlobalのPMIは世界各国を同一手法で測り、国際比較ができ、Flash速報が最速だ。米国限定のISMとは別主体・別サンプルで、数字もズレる。「世界の景気と、どの国が相対的に弱いか」を読みたいときに使うのがPMIで、ここを混同すると、米国の数字だけで世界を語ってしまう(§02)。
  • ② Flash(速報)が本番だと知っておく。動くのは月下旬の速報であって、翌月初の確報ではない。確報は答え合わせにすぎず、相場はほとんど反応しない。あわせて、水準(50超か割れか)だけでなく前月からの方向・勢い、そして市場予想とのズレで強弱を測る。新規受注は先行性が高く、価格指数はインフレの先行だ(§03)。発表時刻は国ごとに違うので、カレンダーで都度確認する。
  • ③ 地域別に、各通貨へ効かせる。ユーロ圏PMIはユーロ、英国はポンド、豪州は豪ドルに効く。為替は相対勝負だから、どの国のPMIが相対的に弱いかを国際比較で読む。そして今いちばん恐れているのがインフレか景気後退かで、「価格指数の上振れ」が効くのか「総合・新規受注の悪化」が効くのかが入れ替わる(§05)。これを外すと、正しい数字を読んでも逆方向に張ることになる。

そして忘れてはいけないのは、初動はあなたより速い者がいるということだ。最初の数十秒はアルゴが反応関数ごと織り込んで撃ち終えている。 人間の勝ち筋は反射神経ではなく、“今がどの局面で、どの国のどの内訳が効くか”を発表前に知っていることだ。

いまデスクで

世界各国の景況感とマクロ系列は、マクロ・オーバーレイのページで、各国を横並びの実データとして眺められる ―― PMIが得意とする“国際比較”を、そのまま地図のように確かめられる。 米国の景況感系列は米国経済のページに、そして「次の発表(Flash)を、今の反応関数でどう読むか」は指標前ブリーフが、発表時刻と予想はカレンダーが用意している。 この章の3チェックを、実際の次のFlash PMIに当ててみてほしい。読むのは50という数字ではなく、どの国が相対的に弱く、いま市場が何を気にしているか、だ。

→ マクロ・オーバーレイ(各国を横並びで見る) → 指標前ブリーフ(次の発表をどう読むか)

次回は、視点を世界から日本へ移す。ここまで米国とグローバルの景気・物価を見てきたが ―― では、その円を直接動かす震源、 日銀の判断は、どこを見れば読めるのか?「現状維持」と発表されても円が数円飛ぶのはなぜか ―― 次の日銀会合で、その“ニュアンス”の読み方を解剖する。

本記事は経済指標の見方を学ぶための教育・リファレンス文書であり、投資助言ではない。発表元・時刻・定義は一般に公表された情報に基づくが、 PMIは発表時刻が国ごとに異なり、速報/確報やスケジュールも各機関の都合で前後しうるため、正確な日時は一次資料(S&P Global等)で確認すること。反応関数は「こういう局面ではこう反応しやすい」という傾向であり、 「必ずこう動く」を保証しない。相場には損失リスクがあり、過去の傾向は将来を保証しない。最終的な判断は読者自身の責任で行うこと。